丼物専用の業務用食品容器は種類のバリエーションが豊富です。まず用途には屋台や出店で用いられるものと、テイクアウト用と大きく2タイプに分けられます。屋台や出店で使用する業務用の丼物食品容器は、その場ですぐに食べられることが前提となっているので蓋はついていません。一方、テイクアウト用は持ち帰りを基本としているので蓋つきですし、中身がこぼれないよう工夫されているものが多いです。
形状はおわん型にカップ型、鍋型にお重型などがポピュラーに使われています。おわん型は最もメジャーな業務用の丼物専用食品容器です。牛丼や天丼やラーメンなどの麺類にも使用されます。カップ型は底が大きく安定性が高い容器です。
また、おしゃれな印象のある容器なのでサラダやスープを入れるケースが多いようです。鍋型は取っ手がついているのが特徴となっています。取っ手がついているので熱い料理を運ぶのに向いています。鍋物はもちろんラーメンやおでんのテイクアウトにおすすめです。
お重型は高級感のある見た目をしているので、うな重やちらし寿司などに用いられています。材質は主にプラスチック・紙・バガスが使われるケースが多いようです。プラスチックは価格がリーズナブルな点が魅力です。耐久性にも優れています。
紙はデザイン性の高いものが多く、環境に配慮していることもアピールできるのがメリットです。バガスはサトウキビの搾りかすを原料とした素材で、紙と同じくクリーンなイメージのある容器です。