テイクアウトやデリバリーの需要が高まっていることもあり、電子レンジで温めることができる容器の需要も同じく高まっています。業務用の食品容器も電子レンジ対応のものが人気です。お皿にわざわざ料理を移し替える必要はないので便利ですし、洗い物も少なくなるので家事の負担を軽減できます。ただ、業務用食品容器には電子レンジ加熱に対応しているもの、そうでないものとで分けられています。

ポリプロピレンやPPF素材なら温めることが可能です。ポリプロピレンは耐熱性の高い素材で、110～130度まで耐えられると言われています。PPF素材はポリプロピレンにタルクなどの無機物を配合した素材です。ポリプロピレン同様、耐熱性に優れている素地で130度まで耐えられるようです。

ポリプロピレンやPPF素材と同じくプラスチック製の容器にポリスチレンがありますが、ポリスチレンは70～90度までしか熱に耐えられない素材なので、電子レンジで温めることはできません。電子レンジ加熱に対応している業務用食品容器かどうかは、容器に記載されている表記で見分けることができます。PPと記載されていればポリプロピレンなので大丈夫です。PSと書かれている場合は、ポリスチレンなので加熱はおすすめできません。

また、業務用の電子レンジ対応食品容器は、形状のバリエーションも豊富です。ごはんやおかずなど仕切りがいくつかついているお弁当タイプや、丼タイプなどもあります。