駅弁というものをご存じでしょうか。日本は世界屈指の鉄道王国であり、全土に線路が敷設をされています。そして単なる移動手段なだけでなく、観光スポットという意味もあるのがポイント。新幹線から私鉄・在来線などではとてもカッコいい車両の列車があって、そのなかで食事をするのも醍醐味といえる楽しみ方も可能。
その際に食べられるのが駅弁です。1890年に栃木県の小さな駅で売り出された握り飯が起源となっており、その後は色んなスタイルの弁当となりました。基本的には駅の周辺の銘品を折りに詰めているのですが、いまでは食品容器にも趣向を凝らされるようになっています。業務用なので安価で使い捨てという常識があったものの、再利用ができるお洒落な業務用食品容器もあるほど。
それは長野県飯山駅で販売をされているもので、釜めしという名の弁当です。炊き込みご飯しかなく、とてもシンプルですが毎年全国でNo1の売り上げを誇っています。デパートの物産展でも高い人気を維持しており、食品容器が可愛くてリピートをしていると言われているのがポイント。どのような業務用食品容器なのかというと、素焼きの釜の形をしています。
1個あたり100円程度の食品容器ですが、とても素朴で味わいのあるスタイルをしており、単品で買い求めることはできません。あくまでも駅弁という形状で販売をされていて、食べ終わった容器はネットオークションで販売をしても即売り切れるほどです。