グラシンカップという業務用食品容器をご存じでしょうか。グラシンケースとも呼ばれることもある業務用食品容器で、主にマフィンやカップケーキを作る際に用いられます。薄い紙で作られており、そのまま使うと生地の重みで広がってしまうため、マフィン型などの容器に敷いて使うのが基本です。マフィン型だけでも焼き上げることができますが、この場合は型から外す際に生地がくっついてしまい型崩れを起こしやすくなります。
せっかくキレイに焼き上げても、取り出すときに型崩れしまっては台無しです。型から外す時に型崩れを防ぐために使用するのがグラシンカップです。取り外しやすいというのはもちろん、型に生地がつかないので洗い物が楽になるというメリットもあります。業務用食品容器であればサイズが豊富なので、作りたい大きさのグラシンカップを購入することが可能です。
ただ、この時に注意したいのがサイズです。グラシンカップは5号・6号・7号と、サイズが分けられています。この数字が大きくなればなるほど、容器のサイズも大きくなっていきます。実は同じ5号でも、製造メーカーや商品によって正確なサイズは異なるようです。
以前、5号を使っていたからといって、他のメーカーの5号をそのまま買うと、思っていたサイズと違うことがあるかもしれません。このような失敗が起こることもあるので、グラシンカップは号数だけでなく長さ、高さ、直径なども細かく確認して購入しましょう。